内容説明
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台湾には、先史時代から、オランダ・スペイン時代、明・清朝時代、日本統治時代を経て戦後へと続く、外来文化の影響を受けた歴史建築が数多く保存されている。建物自体はそのままに、利用者や用途を変えながら、時代とともに大切に後世に受け継がれているのだ。歴史建築は、建築そのものが台湾の歴史や文化を現代に伝える図書館であり、美術館であり、博物館でもある。建物を詳しく見ていくことで歴史が立体的に映し出される。本書では、豊富な写真とイラストを使って建築の構造や使われ方、その背景などを詳しく紹介する。また、屋根の形式、壁面装飾、木彫りの技法など、建材や細部の装飾についても解説。時代を追うごとに建築様式がどのように変化したのか、人々の暮らしにどのように根付いていたのかが詳細にわかるだろう。実際に訪れることができるよう、住所を明記したリストも収録。