内容説明
無明大学にある「怪異民俗学研究室」（怪民研）は、作家であり探偵である刀城言耶の研究室で、膨大な書籍と曰くある品で溢れている。瞳星愛は、昔遭遇した“亡者”の忌まわしい体験を語るため怪民研を訪れた。言耶の助手・天弓馬人は熱心に推理を巡らせ、合理的な解釈を語るが、愛は“ある事実”に気づいてしまう。首無し女、座敷婆、狐鬼、縮む家――数々の怪異と謎に２人が挑む。本格ホラー・ミステリの名手による新シリーズ、開幕！ 三津田信三ワールドの魅力が凝縮された連作短編集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
マッちゃま
11
新シリーズ遂に文庫化ワッショイ♪ほとんど怪異、この世のモノとは思えない現象についてが語られて(１話の８割くらい)それがキレイさっぱり謎解きされて解体されたり、されなかったり(笑)いや謎解きはされますが、何せ三津田さんなんで(苦笑)５つの謎解きが行われるホラーミステリ。１話は短めなんで、三津田さんの長編ミステリ好きからしたら解決パートはアッサリ目に感じたりもしましたが恐怖感は長編並み(汗)そして読み終えた感想は「ヤられた…いや、ヤられてたよ」でした。まぁ～三津田さん好きは読んでみてよ、この意味が解るからさ。2025/06/05
Ribes triste
11
刀城言耶の資料室を管理をする大学院生天弓馬人と女子大生瞳星愛のコンビが怪異事件の謎を解く連作短編集。２人のコミカルな掛け合いが、カーター・ディクスンの作品のようで、楽しかったです。続編も楽しみに待ちます。2025/05/31
しゅがー
5
どのお話もテンポが良く進んでいくし短編なので読みやすかった。がっつりホラー感があるのかと思いきや、ホラー要素もありつつミステリしてる部分も多かったのでどちらの要素も楽しめたので良かった。二人の掛け合いも面白かったので続編も楽しみ。2025/05/25
ドットジェピー
5
面白かったです2025/05/23
T．あまみや
2
三津田信三の新シリーズ一作目。刀城言耶の名前が出ていたら読むしか選択肢はありません。刀城言耶シリーズよりは怪異もライトな雰囲気です。次作も楽しみです。2025/06/02
