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内容説明
自分の人生がうまくいっていない時、多くの人は「自分を変えられたらいいな」と思うのではないだろうか。しかし、まず何を変えたらよいのか、わからない。その最適な答えを探してモタモタしているうちに、「変わりたい」という思いが薄れてしまう。それでほとんどの人はズルズルと、変われないままに生き続けている。では、何から始めるべきなのか。著者は「過去の人間関係を正しく理解する」ことから手を付けるのがよい、と言う。あらゆる意味で、今の自分は過去の集積である。それを理解しない人は、「感情は囚われに基づいている」ことに気づけず、人生を迷走するのである。被蔑視妄想の人も、被害妄想の人も同じように、自分にそのような狂気じみた空想をもたらしている過去の現実と触れ合えていないことに、本人の不幸がある。今までの人生の中で、さまざまな悩みを抱えたとき、あなたはどのように処してきたのだろうか。悩みから逃げて、悩みの原因を深く考えてこなかった人もいるだろう。悩みの原因を突き詰めて考えて解決してこなかったから、問題が起きるたびに悩み続ける不安定な心ができあがってしまったのだ。過去の不幸、不安な気持ちを理解して、心に受け入れることで、感情をコントロールする方法を学ぶ一冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kaz
1
項目を中心に飛ばし読み。言っていることはわかるが、どう対処するか、そんな気楽なものではない。図書館の内容紹介は『自分を否定する他者からの苦言を乗り越えるには。過去の不幸、不安な気持ちを理解して、心に受け入れることで、感情をコントロールする方法を具体的に伝授する』。 2025/05/15
Go Extreme
1
過去の囚われ:未解決の問題 心の借金 トラウマ 心理的負担 人間関係の歪み 自己否定 過去の反芻 自己理解と受容:不幸の受け入れ 過去の整理 感情の表現 自立心の確立 自己肯定感 変化への適応 心理的恐れと幻:無意識の記憶 過去の屈辱 自己評価低下 防衛反応 未来不安 思考の束縛 失敗への恐怖 人間関係の不安 心の整理:感情の再プログラム トラウマ解消 過去の整理法 共同体感情 健康な人間関係 心理的クレンジング 不幸の本質:受容と成長 現実の直視 恨みの克服 自己受容 幸福の再定義 感情のコントロール2025/03/14
津見佐飛
1
子どもの頃の親との関わり方が、大人になった心身に多大な影響を及ぼす、と言うことを思い知る。過去と向き合い、認め、受け入れ、断ち切って、前へと道を切り開いてゆく。2025/01/28
runa
0
未消化な思いが残ると前を向けない。身に沁みた。何度か読みたい。2025/04/20
すし
0
すごい身に染みた。エッセイのようでもあるし、哲学者や心理学者の実験や言葉を借りての文章もあるし。何よりも著者自身からの魂の言葉がとても伝わってくるような文章でした。 変な慰めもなく。むしろ「茨の道しかない」など厳しい言葉もあるのにも関わらず、とても勇気づけられた本でした。とても良かったです。2025/04/13
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