出版社内容情報
朧国の少女・朱霞(シュカ)は優秀な巫術士として皇都でまじない屋を営み、忙しく充実した毎日を送っていた。
ある時、不調が続く父親の代理として宮廷巫術士として登城することになる。
しかし、そこで皇帝の寵妃の怒りを買い、この国で失われている朱雀神復活のための生贄に選ばれてしまった。
まだまだ人のために働きたかった無念と、朱雀神復活で国の平和につながるならという願いを抱え、
生贄になる覚悟をした朱霞の前に現れたのは――鬼ではなく、紺色の髪をした怜悧な瞳の青年・蒼だった。
蒼により救出された朱霞は、つっけんどんながらも、どこか優しく朱霞を労わる彼の元で生活することとなり――。
美貌の青年とまた初恋に落ちる中華恋愛ファンタジー。
【目次】
-
- 和書
- 東京都同情塔